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2022/06/10
日常,豆知識

ドライマウスとは その③




口の中が乾いているという症状があれば、まずは本当に唾液分泌が減少しているかということを
テストする必要があります。
簡単なのは安静にした状態でガーゼを口に含んで、15分間で唾液を含んだガーゼが2g以上重くなっているかを調べます。
ガーゼを2分間もぐもぐ噛んで2分間でガーゼが1g重くなっているかを調べる方法もあります
(前者は安静時・後者は刺激時を調べるもので、厳密には調べている内容が違います)

唾液分泌が問題ない場合は口呼吸が疑われる場合は、改善を行うか、口からの水分が失われないようにします。
具体的には睡眠時にマスクをすることや、部屋を加湿することなどを指導します。

精神的ストレスが原因となる場合はリラックスを心がけるように指導します。
必要に応じて心療内科へ紹介することもあります。

シェーグレン症候群の場合は、唾液分泌促進薬(サリグレン・エポザックなど)を処方します。
(シェーグレンの場合、目も乾くといった症状があります、ご参考までに)

他の対症法としては、保湿・唾液の分泌を促す運動を行います。
具体的にはガムを噛む、唾液腺のマッサージを行うように指導します。
保湿剤や人工唾液なども有効な方法の一つです。

薬剤が原因の場合は医科と相談の上薬剤の変更や休薬・減薬を行うようにします。

原因は様々あるのですが、ほとんどがシェーグレン症候群以外が原因であるという
報告もあります。

少しでもおや?と思ったらご相談下さい。

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