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2015/09/29
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乳歯が早く喪失したりむし歯になると歯ならびが悪くなりやすくなる

リーウェイスペースという言葉があります。
乳歯(子供の歯)と後続永久歯(大人の歯)を比較すると基本的には
大人の歯が大きいです。

歯式で言えば、Aと1、Bと2これらを比較すると上記の通りです。
しかし、乳歯には小臼歯がありません、そのせいもあり
CDEと345を比較した場合は乳歯群の方が永久歯よりも
近遠心幅径がわずかに大きくなっています。
上顎では約 1mm、下顎では約3mm大きく、
このわずかに大きいというのが、永久歯の萌出スペースを確保してくれます。

これをリーウェイスペース(Leeway Space)と呼ばれています。
もしこのリーウェイスペースが失われてしまうと永久歯が正常に萌出できなくなります。
乳歯がむし歯になったり、早期に歯が抜けてしまった場合がこの失われる状況に
当てはまります。

決して生え変わる歯だから、ではないということをどうか覚えていて頂ければ幸いです。
もちろん、歯が適正な時期に抜けず残っている場合も同様のことが言えます。

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