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2016/05/26
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むし歯を調べる機器1

むし歯というのは患者様のイメージでは歯に穴が開くという感じでしょうか.


これは半分正解で半分間違いです.

歯は外側のエナメル質,中間の象牙質,内部の歯髄(いわゆる神経)があります.
エナメル質はシェルターのようなもので,一番むし歯に強いのですが,このバリアが破られると
むし歯の進行は早くなります.
隣接面(歯と歯の隣り合う部分)からむし歯が進行すると,外の穴は非常に小さくても内部で
大きくむし歯になっているということがよくあります.
この場合,見かけ上は穴が開いていません.

その場合は,レントゲンにて診断をしますが,これでもわかりにくいこともあります.

削るべきか?というときや,妊娠をされていてレントゲンをあまり撮りたくないと言われる方の
場合困りますね.

よしなか歯科クリニックでは2つ,これを診断するためのツールがありますが,
その一つ目,ダイアグノデントを紹介します.

原理としては,レーザーによる診断を行うものです.
ある波長のレーザーを当てることによってむし歯かどうか,ということを非侵襲的に診断します.
655nmのレーザーを当てるとむし歯の部分からは700-800nmの蛍光反射光が生じるというものです.そのその波長からむし歯かどうかを診断できます.レーザーの反射光を数値あるいは音に変換します.例えば数字で言えば20より大きな値が出た場合はむし歯治療が望ましいとされています.

歯面を痛めずに診断ができる優れたツールです.


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