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2015/10/15
                            ブログ
                            インプラントについて知ろうーその11 骨の硬さは人によって違うー
インプラント手術を行う上で骨を知るということは非常に重要です。
                                        骨の硬さは人によって違います。
                                        骨粗鬆症の方が骨が弱くなるというのは、イメージでわかる方はおられますが、
                                        筋肉量が個体差があるように骨の硬さにも個体差があります。
                                        骨は外側の硬い皮質骨と内部の網目状の海綿骨に分かれます。
                                        骨量と一緒に骨の性状が重要な情報となります。
                                        これを骨質、あるいは骨密度と言います。
                                        1985年にLekholmとZarbはこの骨質を4つに分けました。
                                        Ⅰ:ほとんどが皮質骨である
                                        Ⅱ:厚い皮質骨と密度の高い海綿骨からなる
                                        Ⅲ:薄い皮質骨と密度の高い海綿骨からなる
                                        Ⅳ:薄い皮質骨と密度の薄い海綿骨からなる
                                        皮質骨は初期固定(インプラント手術時のフィクスチャーの固定の強さ)
                                        海綿骨は骨結合の成熟に関連してくるので、
                                        CTを確認する際はこのような部分も重要になってきます。
                                        皮質骨が硬すぎると発熱するため、骨にダメージを受けることが予想されるため、
                                        慎重に行う必要が出てくるのです。
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